最近、なにかが変わってきている気がしませんか!
そう!それは、女性の社会へのかかわり方に、新しい変化が起きている感じがするのです。
先日、Facebookのタイムラインでたまたま知り、心が動かされシェアした視覚障害者の若い女性のこんな紹介記事。
はじめまして、「テープ起こしの、専門ブラインドライター」の松田昌美です。
ブログ:http://naoko-moriyama.hatenablog.jp/entry/2015/12/15/024011
内容をざっと要約すると、
「彼女は、聴覚が劇的に優れている。自分の書いた文章を、音声で再生して確認しながら、同時にインタビューの録音を聞くこともできる。そして、さらに文字の読み書きが大好きという特徴を生かし、「ブラインド・ライター」という職業を名乗りテープ起こし専門のビジネスを始めました。」
この記事は、やはり女性でご活躍中のメディアプロデューサー/ブランドコンサルタント 守山菜穂子のブログで発信されているものです。
この「ブランドコンサルタント」という職業も、耳慣れなものですが、このブログを読んでなんとなくイメージが出来ました。守山さんの公式サイトを見ると、
「ブランドをつくることは、誇りをつくること。」
と書かれています。素敵ですね。
また、Japangivingでは
「障害女性を国連ジュネーブ本部のロビーイング活動に参加させよう!」というファウンドを募っています。
障害のある女性5名を、国連ジュネーブ本部に送りこみ、「社会を変えていこう!」という活動をしたいのだそうです。
詳細は、以下のサイトでご覧ください。
Japangivingサイト:http://japangiving.jp/p/3245
5人の障害のある女性たちは、以下の3つのことを訴えています。
1. DV相談窓口及びシェルターのバリアフリー化
現在、DV相談は電話での受付がほとんどです。これでは聴覚障害を持った人がアクセスできません。そこで、電話相談だけでなくFAXやメール、サポートの必要な人にはサポートを提供する体制を整えることを、相談窓口設置責任者である自治体に義務づけます。また、シェルターへの物理的なアクセスの確保のためにバリアフリー化を実現させます。
これにより、障害のない女性がアクセスできるにもかかわらず、障害のある女性にはアクセスできない公共サービスをなくし、障害のあるなしに関わらず平等な公共サービスが得られるように制度を変えます。
2. 障害のある女性の実態把握の徹底
障害者雇用促進法に基づく「障害者雇用状況調査」の性別把握の重要性を認識し、調査票の改定を所管庁(厚生労働省)に速やかに行わせます。
障害のある・なしに関わらず、働く男女の賃金や労働条件の格差があることは知られており、その改善は女性の社会参画になくてはならないなことと考えられています。
わたしたちは、障害女性の就労が障害男性に比べて遅れていることを、身をもって感じていますが、それを客観的なデータとして示すことで、障害者のなかにある男女差別の解消を求めていきます。
3. 旧優生保護法による強制不妊手術の調査および被害者への補償実施
旧優性保護法の時代に公然と行われていた障害者の不妊手術などの身体的虐待については、日本政府は国連自由権規約委員会から実態調査を勧告されているにも関わらず、未だ実態調査を実施していません。日本政府は自由権規約の批准国としての責任を果たす必要があります。過去の過ちをしっかり把握し、二度とそのような人権侵害がおこらないようにするのは、国家の責任です。
障害のある女性自身や、その周りの女性たちらが手をつなぎ、このように実際にアクションを起こすことがどんどんはじまりだしていることは、すごいことですよね!勇気が湧いてきます。
日本、いや世界の女性たちがますます元気に活躍できる社会になることは、今後ますます面白いうねりを起こし、どこか、詰まっている閉塞感のある最近の社会が、徐々に流れが良くなる前兆であって欲しいものです。

わたしも、「50代から」というキーワードで出来ることから、もっともっとアクションを起こしていきたいと思える、誕生日を迎えられたことに感謝です!