
つい最近の出来事ですが、知り合いの60代後半の方(Aさん)が、心筋梗塞で突然お亡くなりになりました。知った時には本当にビックリし、しばらく信じられませんでした。数週間前まで元気でお会いしたばかりだったのです。
このAさんが、お亡くなった一報を知ったのは「Facebook」のタイムラインでした。
Aさんの友人が、Facebookに「○月○日に、Aさんがご逝去との報を受けました。ご冥福をお祈りします」と、Aさんのタイムラインに書き込みをしてくれたのを、私の知人が目にし教えてくれたのでした。
もし、AさんがFacebookをしていなかったら、私はきっといまだに、電話やメッセージが通じないなくなって「なんか変だな〜」と思いつつ・・お亡くなりになった事実を知らないまま過ごしていたことかと思います。
そのAさん、じつは知り合ったころは、アナログな方でガラケーをいまだ使っていて、SNSなんてまったく遠い世界の人でした。そのAさんが昨年から、なぜ急にスマホを購入し、Facebookを使い始めたのか?というと、じつは、自分が趣味で開催する「茶道関連のセミナーの集客のためでした。
どうやらAさんは、以前から周りの話などから、なんとなくSNSで集客するほうが楽に多くの人を集客出来ることを知ったようです。
そこで、スマホ&Facebookへのあこがれを密かに持ったようです。しかし、なかなかチャレンジする勇気がなかったのですが、たまたま「50代からのSNS」を執筆した私と知り合いになったのをキッカケに肩をおされ、この本を先生にスマホを購入、さらにはFacebookをスタートしたのでした。
私自身、この本を執筆したこと、そしてAさんに読んでいただいたことに、今になってとても感謝しています。
このAさん、Facebookをスタートしたころは、メッセンジャーアプリで「これがチャットというようなものなのですね!すごい!!感謝です」などと、目から鱗だよと嬉しそうにメッセージをくれたことを思い出します。
シニアだからこそSNSがオススメ
会社を退職をしたシニアの方々がSNSを上手く使うことは、安否確認にも繋がるし、新しい友達つくりにも繋がり、とても役立つのでは?と思います。
会社に帰属している時の仲間との付き合いは、退職すると、当然どんどん薄くなっていきます。とりあえず、毎日定時に会社に行き、同じ仲間と顔を合わすことがなくなるわけですから。
そうなると、日々のコミュケーションは家族以外には趣味のサークルなどでのコミュケーションが主になるわけですが、特に都会では、田舎と違い近隣でのコミュケーションはなかなか難しく、隣の方は何をしてる人?状態の方も多いですし、また、知っていても体裁でご挨拶程度のお付き合いという場合が多いのではないでしょうか?
AさんのFacebook友達と追悼式
突然死なさったAさんの追悼式が来月4月に、このAさんの仲間がFacebookを通じて集まり開催されます。この会の発起人もシニアの方のようですが、Facebookを使い呼びかけて実施となります。
一昔はなかったSNSですが、SNSを使うようになった最近のシニアのこういった動きは、まだまだ歴史が浅いのですが、間違いなく新しいコミュケーションのスタイルが生まれていくことでしょう。
参考:ブログでも、Facebookで自身や身内が亡くなった時の、Facebookの設定方法について詳しく書いています。ぜひ、参考までご一読ください。事前にこのような設定を知っていると助かると思います。
http://50s-happylab.jp/亡くなったあとのfacebookの管理はどうなるの!/
Aさんへ合掌

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