今日は、ライフシフトじぶん未来創造塾
の6人目の、ライフシフターズ講師である、増田恒夫さんの紹介です。
増田さんは、昨日紹介したトレンドマスター株式会社社長の中田敦さんと同じく、50代での起業です。職人肌で渋〜いオッサンです。
増田さんは、起業するまでは医療器械メーカーのサラリーマンでした。
「中央大学理工学部精密機械工学科卒業後、自動車部品メーカーで5年、医療機器メーカーで26年間に渡り製品設計に従事し、製品企画から市場クレーム対応までの幅広い業務を経験、協力メーカー・大学・公的研究機関等の共同研究による新技術の開発・導入を進め、大きな成果を上げてきた」
と、ご自身の会社紹介のプロフィールにも書かれています。
2012年に現在の、株式会社SHCデザインの前進となる合同会社を立ち上げ、今に至っています。
この増田さんの会社は、一人一人にカスタマイズされた3D製品を制作する最先端の会社です。
主に、義肢のオーダーなどに熱心に取り組まれています。義肢など人が身体の一部として身につけるものは、それぞれのカラダの形態や特性が違うので、大量生産できません。
そういった、個別ニーズに対応できるのが、この3Dテクノロジーを応用した技術の素晴らしさなのです。
先日、増田さんの作業をしている工房を尋ねた際に、たまたま、片腕を失った女性が、増田さんが作った肩カバーを試着していました。
一見、オシャレな肩パッドを付けてるのかな?と思うほど自然で、女性の好みを反映させたデザインで、思わず彼女に「素敵ですね!」と伝えたら、彼女もとても喜んで「そうなの・・この肩パットのお陰で、好きな服もきれ、オシャレが出来るようになり嬉しい!」と、笑顔を見せてくれました。
増田さんは、こういった一人一人の笑顔を見れることが、起業し働いているモチベーションになっているのだな〜と、つくづく感じました。
増田さんの会社のミッション
「独自の3Dプリンター・3Dモデリング技術による、 全く新しい、3Dテクノロジーによる義肢装具製作ソリューションの提供を通じ、フィジカルな障がいをもつ方が、自分たちの問題を自分たちで解決できる社会の構築を目指します。」
と、掲げられています。
さて、そんな最先端技術を使い、世界にひとつに人のニーズに応えものつくりをし始めた増田さんですが、やはり、スッと起業出来た訳ではないようです。
起業にしっかり踏み切るまでには、悩んだ時期もあるようです。
悩みを吹っ切ってくれたお遍路さん
そんな悩みを抱えた増田さん、起業前にふっと思いつきお遍路に出かけました。その様子を詳細に書いた記録を読ませて頂きました。
その中で、増田さんはこんな事を書かれています。
「お寺とか仏像とか宗教的な内容がほとんど無く、全て人の関わり合いを書いている。1人で行動するには、逆に多くの人との関わりが必要でありことを痛感した。そのためには、個人の人間力が必要であることも・・・
結局、何のためにお遍路に行ったのか、何がわかったのか、これからどうする、という疑問には答えを出し、実行に移すことにしました。」
このお遍路の旅で、増田さんははっきり起業することを決めたということです。
最後に…
自分たちの問題を自分たちで解決できる社会の構築を目指し、50代から勇気ある決断をした、素敵な増田さんのお話を、ぜひ聞きにお越しください!「次の生き方・働き方 」を共に考えてみませんか。ライフシフトじぶん未来創造塾に参加し、素敵な講師達、仲間と交流しましょう!