奄美大島に近い将来「暮らし働くこと」を希望している私です。
そこで、つい先日もすでに4回目となる奄美大島へ、リサーチがてら1週間ほど仲間と一緒に行ってきました。
意識的に、奄美大島で仕事をしている(主に自営業)地元の人たちに、根ほり葉ほりインタビューをしました。
その中で、島の働き方で改めてビックリさせられたことがあります。
ほとんどの人が、とても自然に仕事を複数持って働いているのが普通なんです。
例えば、
「漁師」✖「居酒屋経営」✖「宿の経営」
「農家」✖「シーカヤックガイド」
「飲食店」✖「海レジャーの教室」✖「不動産関連」
「インターネット関連の仕事」✖「神事をする仕事」
「プロサーファー」✖「カメラマン」✖「カフェ経営」
というような具合です。
このパラレルな働き方、そしてたくましさは、最近よく言われている「副業2.0」にも通じるものがありますよね。
そう考えてみたら、日本はそもそも江戸時代には多くの人々が、複数の仕事をしていたのですよね。
武士はそれほど仕事も忙しくなく収入も全く足りないので、皆さん副業を持って生活して行くのが普通だったとか…
例えば、剣の道場をするとか、内職と言われる傘張りや、提灯作りなどをして暮らしていたそうです。
町人も、これが職業になるの?的な、新し仕事を生み出しパラレルな働き方をしていたようです。
つまり、現在の企業に所属するサラリーマンというのが生まれてから、1社に就職し長年そこだけで働く続ける人が大半になり、都会に住む者は朝から晩まで同じ会社で同じ仕事をする文化が強くなったのでしょうね。
現在、大企業などでも「副業」を勧める会社が増えてきました。政府も、そのようなことを推進し始めました。
これは、前回書いた「中年も冒険しよう!!人生2.0」でも言っているように、案外100年時代を豊かに生き抜くため、そしてライフシフト準備には良い事なのかも知れません。
今後は、AIなどテクノロジーの発達、さらに高齢者の人口も増え続け、働ける人口の激減など社会環境の変化により、仕事に大きな変革が起こるのは見えています。
その時に、仕事をシェアしあい、多様な組み合わせをして生き抜ける人は、きっと強いはずです。ということを考えると、ある意味少し新バージョンの江戸時代に近い形の社会になるのかも知れませね。
離島の奄美大島で暮らしている人々と触れ合い、「働く=生きる」ことの原点、そして今後の歩み方について、改めて色々な気づきがありました。
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5月31日16時から、以下の講演をさせていただきます。
講演会の後は、懇談会もあります。
第96回 ライフ・シフトを見据えて明日のショップを考えよう
https://www.facebook.com/events/245552672677558/
愛媛の繁盛しているうどん屋店主から、なぜか、抱っこスピーカーを発明し、現在は株式会社エンサウンドの社長をしている、菅順一さんと一緒に講演させていただきます。
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